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【 夏にちなんでホラートーク 】私のリアルな恐怖体験を書いていく

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前書き。

きょうは、夏にちなんでいくつか身近なホラー話を投稿してみようかと思います。

私が14〜25歳までの間に体験した実話の3本立て。

ホラー、心霊、スピリチュアルが苦手な方は、また他の記事でお会いしましょう✨

 

 

Case1・走り去る○○○

私が中学生くらいのときの話。

当時の私は母と同じ部屋で寝ていました。

 

夏場、エアコンもなく寝苦しいな……と思いながらゴロゴロしていると、突如 背中をドン!と蹴られるような感覚があって、

見てみると、縦30cm × 横1m弱の長方形の黒い影が私の背中から飛びあがり壁を伝って走りだしました

 

壁には1輪 造花のバラが飾ってあったのですが、その花をポイッと母の頭の近くに落とすと、その物体は窓から走り去っていきました。

 

その晩は怖くて怖くて、頭まで布団をかぶってやり過ごしましたが、朝になってもやはり造花のバラは母の頭の辺りに落ちていて、「夢じゃなかった」ことが大層なショックでした。

 

母にこの話をしようとしたところ、母からも今日ふしぎな出来事を体験したと言われました。

キツネが窓から出ていったのよ」と母は言いました。

私には四角っぽい影としか見えませんでしたが、母にはハッキリとキツネとして視認できていたようです。

 

……関係あるのかないのかわかりませんが、この出来事の後で母は癌を患います。

バラが私に向かって落とされていたら、私が病を患っていたのだろうか?

いったいなぜ、どこから、いつからキツネ(?)があらわれたのか。

今となってはまるでわからない話です。

 

 

Case2・墓地の待ち伏せ

高校生の頃の話。

そのときは文化祭の準備で8時くらいまで残っていて、ようやくメドがついたので帰ることにしました。

(他の子たちは先に帰ってもらって、細かい用事を済ませていたので、私は1人きりでした。)

 

私は電車通学だったのですが、高校〜駅までの道のりを近道しようと思うと、必ず墓地の前を通らなければなりません。

いつもよりも暗くて人通りもなくて、怖かったけど、いつもの近道で帰りました。

 

墓地の近くまで来ると、街灯に照らされて1人の男性が立っていました。

街灯の下に立っているのに、ふしぎと顔の凹凸や服装がはっきりしません。その人は、ただ黒一色でした。

そもそも、なぜ夜に1人きりでこんなところに?

色々と疑問を覚えましたが、関わり合いにならずさっさと通り抜けてしまおう……そう思ってその人の前を通り過ぎた瞬間……

 

ものすごい勢いでその人が私の後ろからついてきました。

 

歩くスピードを速めても、どれだけ走っても、まったく同じ歩幅と速度でぴったり同じくらいの距離を保って私の真後ろについてくるんです。

 

目に見えて危険物を持っている訳でもなく、何が目的かもわかりませんが、とにかく「捕まってはいけない」と感じました

怖いけれど声も出ず、とにかく走って、走って、駅が見えるまで全速力で走りました。

ある地点まで来るとピタリと男の動きは止まって追いかけてこなくなり、無事に逃げ切ることができました。

 

翌朝になって、男が止まって動かなくなった辺りを見てみると、そこには「猿田毘古神」の名の入った小さな石碑が建っていました。

……どうやら、神さまが私を安全に逃してくださったようです。

事件以前にはそのような石碑があったことも気づかず、本当にびっくりしました。

 

 

……この話には少しだけ続きがあります。

私が大人になって、老人ホームに勤めたときのこと。

奇しくも件の駅や高校と近いところに勤務先がありました。

(2階建てで、心身ともに元気な人〜寝たきりの人までさまざまな人の集まる施設でした。)

 

度々、私が夜勤の日になると入り口の自動ドアが勝手に開いたりはしていたのですが、

ある日、クリアな(=認知症状がない)利用者さんから、「窓から変な男が入ってきた!」という訴えが。

その方は全盲なのですが、「確かにこの目で見た」と言うのです。

まだ入社したての不慣れな夜勤でとんでもない告白を受けて驚きつつ……私が廊下に出て確認しようとすると、引き止めて彼女はこう続けました。

「普通の人じゃなくて、幽霊なの」。

 

一応、本当になにかあったら大変なので見回りは厳重におこないましたが、やはり何者も出てこず。

翌朝ナースに話すと「認知症が進んで幻覚を見たんじゃないの?」と片付けられました。

 

それから数日経って、また私の夜勤の日になり、2階の見回りをしていると……いたんです、あの黒男が。

 

ひと目でわかりました。

高校のとき、私を追いかけてきたあの男です

 

びっくりしました。

息が止まるかと思いました。

本当は夜中は廊下などの電気を消しておかなければならないのですが、怖くて全部点けてしまいました……。

 

それからも私が夜勤に入る度に、

それもなぜか「2階」の夜勤の日だけ、なにかを探すように廊下を歩いているのを見かけました。

 

ただ、昼間や人の多い時は見かけず、夜勤中もふしぎと正面から鉢合わせることもなく、平和に(?)仕事ができました。

今はその施設を辞めてしまったので、以降その男の消息などはわかりません。

おそらくは、それは特定の土地からは出られないのだと思います。

 

思春期には霊感といった特殊能力に憧れた時期もありましたが、こういった体験をしてからは「余計なものは視えない・感じない方が良いのだ」と気付き、そこからは霊的なものをほとんど見なくなりました。

 

 

Case3・透明な死神

Case2とは別の老人ホームに勤めていたとき、看取り対応の利用者さん(仮にAさん)がいました。

顔も土色になってきていて、もって数日か?という状況。

 

そんな中で、私に夜勤の当番が回ってきました。

Aさんのおむつ交換のためお部屋に入ると、明らかにAさんの枕元にだれかが立っていました。

見えはしません。透明です。ただ、異様な気配をAさんの枕元に感じるんです。

前日まではそんなことはありませんでした。

 

その人(?)は、Aさんの傍に立ってはいるけれども、なにをするわけでもなく。

私が作業のために その人(?)の身体の中を通り抜けても私もなにかをされる訳でもなく。

ただじっとAさんを見ていました。

体格的なイメージでは、180cm〜200cm前後の普通体型の男性くらい。

独特の「畏れ」は感じましたが、どうやらわるい類のなにかではないようです。

 

直感的に私は「死神」だと感じました。

 

もしかしたら今晩……なんてことも考えつつ業務に当たりましたが、ひとまず夜間はなにも起こらず。

 

後日、私が退勤したお昼ごろにAさんが息を引き取ったと知りました。

 

Aさんが亡くなった後、ひと通りの手順を踏んで すぐまたその個室には新しい利用者さんが入所されましたが、あれ以来どこの部屋にも「透明な死神さん」は現れませんでした。

 

 

 

……ということで。

実体験で強烈に印象に残っている話を3つ書いてみました。

信じるか信じないかはあなた次第(これが言いたかった。笑)

 

しあん✿

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